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写真など階調のあるものは、スキャナーの設定をイメージタイプ8bitグレー、品質は画像優先、解像度は300dpi〜350dpi、自動露出があれば写真向き、アンシャープマスクがあれば「強」でスキャニングします。
濃度はスキャニングしてからPhotoshopなどの画像処理ソフトで、最も明るい(薄い)部分が10%、最も暗い(濃い)部分が90%になるよう10%〜90%の間で階調を調整してください。 この濃度調整は、デジタルカメラの画像でも、モノクロにしてから同様に調整して下さい。
濃淡のある画像の印刷には製版の時にアミ点(丸いドットの集まり)をかけます。画像の原稿をアミ点のついたまま製版すると、さらにアミ点を重ねることになり、できあがった印刷物は、大柄な模様(干渉縞・モアレという)が出て見苦しくなります。 そうならないためには、元のアミ点をぼかす(消す)必要があります。スキャナーの設定にモアレ除去があればアミ点をぼかすことができますので、もっとも綺麗に見える(アミ点がほとんど見えない)設定でスキャニングしてください。
文字などの階調のない線画の場合は、文字の横線や罫線などが斜めになったりかすれないようにするため、原稿をスキャナーの台になるべく水平垂直にまっすぐおいて、イメージで確認・調整してからスキャニングしてください。
スキャナーの設定はイメージタイプをモノクロ、品質は画像優先、解像度は600dpi以上、自動露出があれば書類向きにし、濃度(しきい値)はテストプリントして文字がはっきりと見える程度でスキャニングしてください。明朝体などの細めの文字が多い場合は濃度をすこし濃くした方がよいでしょう。
保存形式は画像を配置するソフトによって違ってきます。 [IllustratorなどDTPソフトに配置する場合] Photoshop形式(.psd) Photoshop EPS形式(.eps) [オプション:TIFF(8bit/pixel)・バイナリ] [Wordなどのofficeソフトに配置する場合] JPEG形式(.jpg) [オプション:画質10の最高(低圧縮率)・ベースライン(標準)] TIFF形式(.tif) [オプション:画像圧縮なし・IBM PC] BMP形式(.bmp) [オプション:Windows 標準・8bit] 上記の形式で保存してください。